■水溶性について■
菌糸体に存在する細胞壁は多糖類(グルコース)やキチンが含まれており、水に溶けない成分でできております。細胞壁中の多糖類には話題のß-1→3グルカンも含まれていますが、細胞壁中のグルカンとは似て非なるものです。
もちろん、細胞壁は繊維質でもあり、何の効果も無いというわけではありません。しかしながら繊維質というものは、他の食品から摂取することができます。
このようにß−グルカンだけを考えても、水溶性であることは重要です。きのこ関連に限らず、クロレラ、乳酸菌などを利用した健康食品のなかで注目を集めているペプチドグルカンと呼ばれる成分は、それほど大きな分子構造ではなく、もちろん水溶性です。ギャバ(γ-アミノ酸)もきのこ類や酵母に含まれる有効な水溶性成分のひとつです。
また、別途注目されているエルゴステロールと呼ばれる資質は、元来水にはわずかしか溶けません。そこで、独特な酵素処理を施し、細胞壁をほぐすことで、より効果的に抽出液側に引き出すことができます。